
4/13に千葉県のこんな広い空き地に、人々と犬たちが集まってフィールドトライアル(全日本英系狩猟クラブ千葉支部の猟野競技会)が開催されました。

イングリッシュセター イングリッシュポインター
紅一点のブリタニースパニエル。英系の鳥猟犬以外はOPEN参加です。

幼犬の部に登場したランと栗栖さん。
競技は「幼犬」「若犬」「成犬」「オープン」の4部あって2頭一組で行われます。
相手犬のスズちゃんは6日の神奈川県大会に続いて今回も幼犬の部で優勝でした。
ランちゃんは他の犬や人が恐くて実力が発揮できず。兄妹犬のポー君は入賞!
2頭一組+審査員3名+ギャラリーの行列
約15~20分で定められたルートを進み、後半の2箇所にゲームが仕込んであります。
ゲームがどの辺りなのか検討がついても、直接「ここだよ」と教えてはダメ。
犬が探しやすいように風向きなどを考えつつ誘導するのがハンドラーの役割りです。
吉岡&パットペア
犬がポイントし、ハンドラーの指示でフラッシュさせてレトリーブするというお手本みたいなシーンですが、ハンドラーがしきりに後ろを気にしていますよね?
あとで知ったのですが、 先に他の犬がポイントしていたら(ポイントしているのを見つけたら)後続の犬もポイントしなければいけない「
バッキング」というルール(?マナー)があるそうです。
だから後ろから来たペアを気にしていたようです。
バッキングができな犬はポイントしている犬が見えない所に誘導すべきなんだそうです。
バッキングせず近づいたときは「
スチール」というペナルティになるそうです。
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早くから来ていたアップルちゃん | 少しふっくらしたクッキーちゃん |
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歌舞伎浮世絵のようなルネ君 | 右2頭はクッキーの友だちコナ君とヒロ君 |
到着早々にモネママさんはリードが絡まって転倒し後頭部から出血するケガ( ̄□ ̄;)
そこに救急道具を持って駆けつけて来たのはパット君のハンドラー吉岡さんで、
厚木市にある「
吉岡動物病院」の院長先生だそうです。ひとまず応急処置で安心。
縫うほどではないけど、けっこう出血したので…モネママさん大丈夫ですか~?

ベルパパは相変らず一心太助のようなパワー(~o~) 今シーズンは銃を持つようですね。
午後からのオープン部門でやっと私たちの出番。お相手はまた吉岡先生とパット君です
実は吉岡先生からこんな話を聞いていました。
「審査員はハンティングに来たお客様のようなもので、ハンドラーは犬を使って獲物がいる場所にお客様を誘導する案内人だと思えばいいんです」
早すぎると審査員は追いつけないし、審査員がいないところで何をしても意味がない。
そう聞いていたんですけどねぇ…ナビゲーターは性に合わないようです。
後半追いついてきた吉岡パットペアは直ぐにゲームを見つけるとそのままゴールへ。
パン粉は放鳥係りの男性に駆け寄って「いい臭いの人見つけた」と嬉しそうに飛びついてます。
ギャラリーの方のお言葉に甘えて「パン粉、ここに居るよ~」とインチキヾ(ーー )
優しいパン粉はそ~っと咥えているので養殖鳥は元気です。
でも放さないので困っていたらクッキーママが鼻を摘む方法を教えてくれて見事成功!
いよいよハイライト、ホーリー君の登場です。
あっちこっち走り回るものの、ちゃんとママさんの呼び声に応えて走ってます!
疾風のように駆け抜けていくホーリー君の姿は圧巻!
見てください、このやり切った表情。
やりました~レザーブを獲得です\(~o~)/
できることが証明されたんだから、あとはママさんがステップアップすれば大丈夫ですね~
表彰式もつつがなく終了。成犬の部の優勝はこの22番の方とセターのペアでした。
全英千葉支部のみなさん、素人の私を快く参加させてくださってありがとうございました。
大会終了後は隠れているゲームを探して大はしゃぎです♪
クッキーちゃんは本気でムシャムシャしていたような…(^^ゞ
「アップルは養殖鳥には感心がないみたい」と言っていたのに何羽当てたんでしょう。
パン粉は養殖鳥を見つけてはせっせと私の足元に運んできます。レトリーブOKじゃん。

フィールドトライアルは私とパン粉に太刀打ちできる競技ではなさそうです。
いつものキジ探しの延長線だと思ったら大違い!
でも楽しむことなら十分にできるし、挑戦することは楽しいです(^・^)
その見本がホーリー君ペアですよね~
「猟のときはポイントすれば満点。でも競技はポイントよりもプロセスで競う」
「競技では優秀なのに猟はダメ、逆に猟では優秀なのに競技はダメ、それはあり得えない」
だそうです。
◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。