最後にソラを見たのは栗の木の枝に止まっている姿。
風に揺らぐ葉と枝に見え隠れするソラは私たちを見ていた。
今日もあの場所に行ってしまった。
「ソラー」何度呼んでも無駄だと分かっているのに。
バカみたい!これはドラマじゃないんだ。余計辛くなるだけじゃん!
空を見上げる。地面を見る。
自然・野性・本能・運命…理屈を繰り返しても悪い想像ばかりがよぎって、こんなことなら8月まで延期すれば良かった。
ずっと飼っていれば良かったと本音が叫んでるよ。

「今日は予行練習にして帰ろう」と言ったのに
何故相方はソラを手に乗せたままフラフラしていたんだ!?
「飛んでも直ぐに戻ってくると思った」
放したんじゃなく逃げたんじゃん!
「自分から飛んだんだ。選んだんだよ」
…とも言える。
7/6から27まで釣りで留守をしていた2日間を除いて、写真やビデオがたくさんある。これを記録として残しておこう。
写真の整理を始めて直ぐに止めた。
涙が溢れて何にも見えないよぉ。心がなえなえで当分できそうにない。
「つばめの子ソラ」HP
◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。