パン粉1才半、今回が初めての呼び戻し訓練。
犬と一緒に野山を散策するためには確実に「呼び戻し」ができないと危険なのですが、
フィールドのトレーニングができる訓練士が見つからず困っていたら、レアパパさんが栗栖さんを紹介してくれました!
栗栖さんは実猟と競技のキャリアを持つフィールドトレーナーで、なんと我が家から30分の所にお住まいでした(^^♪
まずは栗栖家の愛犬3頭のイングリッシュ・ポインターたちのデモンストレーションから
ポー君:生後80日の男子
ポー君を置き去りにするように歩いています。
アンちゃん:ポー君の母さん
サン君:大きな競技会で優秀な成績を修めているポー君の叔父さん
パン粉:10mのリード(チェックコード)を使って練習開始
【本日の訓練】
◆犬の進む方向と反対方向に歩くこと
①犬が左に行ったらハンドラーは右前方に歩きます。犬はリードが張ると右に来ます。
そしてハンドラーの前を通過して右側に行ってしまいます。
②そこで今度は左前方に向かって歩きます。犬はリードが張ると左に来ます。
またハンドラーの前を通り過ぎてもっと左側に行ってしまいます。
これを繰り返しながら目標地点に到達します。
分かりますか~? 図にしてみましたが…もっと分かりにくいかな(^-^;
結果的にハンドラーはジグザグに前進し犬は横8の字を描くように歩くことになります。
どのタイミングで方向転換するかがポイントですが、それを文章にするのは難しい~~
参考「自主練のビデオ」「呼戻し訓練の動画 7ヶ月のセター」
◆来たらほめる
呼ばなくても犬が寄って来たらトリーツ(ご褒美)を与えてほめます。
呼ぶときのタイミングはチラッとこっちを見るなど、ハンドラーを気にした瞬間です。
興味が他に向いているときに呼んではいけません! ☆必要な道具
・
クリッカー(なくて良い)
・トリーツ 私は5mm四方に切ったベビーチーズにしました
・ロングリード(チェックコード)10~15m ぐらい
オレンジの首輪は栗栖さんに頂きました。布製と違って伸び縮みがない素材です。
右は私がホームセンターの材料で作ったリードです。
※細いロープ、重いロープは薮に絡みやすいので向いていません。

←平型は手を切るので危険!
犬種、犬の性格、オーナーの考え方はそれぞれなので当然トレーニング方法も変わります。
ですから、ここから先はそのつもりで読んでください。
栗栖さんのトレーニングは体罰や厳しく叱ることはありません。
「ポーちゃんおいで~」「パン粉ちゃ~ん♪」と、
まるでムツゴロウ(畑正憲)さんを見ているようでした(^^ゞ
そんな栗栖さんも当初は「ネガティブトレーニング」 をしていたそうです。
ネガティブトレーニングの究極は犬をロボットのように従わせることで、栗栖さんはそれを「性根抜き」と呼んでいます。
未だに威圧型の訓練をする人は少なくなく、特に年配のトレーナーに多いようです。
トリーツについては賛否ありますが私は賛成派です。
指示に従うとご褒美がもらえる!褒められる!嬉しい!楽しい! それでいいと思います。
※直ぐにトリーツがなくても指示に従うようになりますから心配無用 実家に居たマルチーズは持っているオヤツしか見ないし、オヤツさえあれば従順でした。
しかしオヤツを持ってないと何もしないどころか噛みつくようになりました!(+o+)
犬との信頼関係を築いてなかったぼで失敗したのだと思います。
犬と人間が兄妹のように遊べたらいいな~と思っていましたが、その方法が分からず犬をかなりネガティブに躾けていました。
犬は家畜ではなくパートナー、躾けは厳しいものではなく楽しいこと。
それに気がつくのに随分の年月を費やしてしまいました。
栗栖さんはこんな事を言いました。
「リモコンで動くような犬と暮らして楽しいかい?」
「
主人がボスだとか、犬はリーダーと思う人間に従うとか言うが、犬はそんな単純ではなく、もっと人間に近い関係性を持つ動物。だから犬は狼じゃなく犬なんだよ」
栗栖さんのトレーニングは動物学や生物学の話がポンポンと飛び出て面白いのですが、
小粒納豆の脳ミソでは覚え切れず「何だっけ?」となり、上手く書けないことばかりです(^。^;)ゞ
◆呼び戻し訓練のページは以下です。
訓練1回目 チェックコードの使い方 訓練2回目 何度も呼んではいけない! 訓練3回目 トレーニングカラー編 訓練4回目 卒業 ・栗栖トレーナー『
Doggy Culture』
◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。