パン粉はガンシャイ(銃癖)というほど深刻ではなく、栗栖さん曰く「ガンナーバス」
しかしこの先重症化する可能性もある!
ということで栗栖さんにリハビリ方法を教えてもらいました。使用するのはこれ。

玩具のピストルと火薬
リハビリ① まずはキジ当てをしてパン粉をウキウキした気分にします。 キジが見つからなくても猟欲が上がって積極的で明るい気持ちになればいいのです。
リハビリ② 車を停め窓も閉めて私とパン粉は車内。栗栖さんは車から50m~後方から
一定間隔でピストルを撃ちながらゆっくりに車の横を通り過ぎます。 その間私はパン粉が不安にならないようにトリーツを与えたり話しかけて様子を見ます。
パン粉は銃声が近いと聞耳を立てていましたが、震えたり怯える様子はありませんでした。
※この段階で過敏に反応した場合はリハビリ③を実施してはいけません。
リハビリ③ パン粉がキジを出した時にピストルを撃ちます(最初は100m~離れた所)
銃声に怯えた場合は慌てて逃げて来て「抱っこ~」と何度も飛びついてきましたが、
このときは無表情で戻って来てそのまま次の獲物を探しに行ってしまいました。
ゆえに第2関門も突派ですね(^^)v
◆自主トレ1日目
娘が同乗していたのでキジ当てだけに留めました。動きが悪くキジにも出会えず
◆自主トレ2日目
楽しそうでキジも2羽出ましたが、距離が伸びず走りも快走とは言えずリハビリは中止。
 | 日陰は冷たいのです~
午後でも氷が溶けずパン粉が乗るとバリバリ 音がします。泥々にならないからいいなぁ。 ←手前の長いツララは50cm |
◆自主トレ3日目
リハビリ① 楽しく遊ぼうね~♪ ちょっとウサギみたいですね。
動きがキビキビして走りも良いし前日よりも離れるようになりました!
そこで相方がピストルを担当して
リハビリ②を実施。
パン粉は栗栖さんのときと同じように銃声が近づくと「何の音?」と顔を上げ聞耳を立てていましたが
怖がる反応はなく外に出すと普通にキジ探しに夢中になりました。
いよいよ
リハビリ③の実践です。
ほどなくしてキジが飛び出して、相方がタイミング良くピストルを撃って、パン粉は聞こえないフリ?でキジを追って走り、心配していたような事は何も起こりませんでした。まずまずです(^・^)-☆
これはキジが居なかったのでタシギでリハビリしてるシーン(笑)
多少気にしているのか、何の影響もなかったのか…? でも驚いたり怯えはいませんね。
もう大丈夫なようにも見えますが油断はできません。
と言っている自分が大ボケをこいてしまった!
パン粉との間隔が10mもない至近距離でキジが飛び出し、反射的に撃ってしまったんです(゚◇゚;)
パン粉は少しキジを追っただけで直ぐにUターンして私に飛びつき(?)ました。
正確には両前足でトンと私を押しただけで直ぐに反転して現場復帰しました。
もしかすると、「うるさいヨ」というパン粉のクレーム??
その後もローカルな田でセンス良く走り回っていました。
昨日は3連休後のせいかキジと出会えず小鳥でやってみましたが、タシギや小鳥ではキジほど燃えないので用心した方が良いそうです(^^ゞ
ガンシャイはメンタルな問題ですから、かなりリハビリは難しいですね。
犬によっては栗栖式のリハビリ方法が上手くいくとは限りません。
パン粉も数回のリハビリで完治したとは思っていないので、この先もキジ当てのときはピストルを使うことにしました。
ピストルを持って犬と歩いているオバさんを見かけたら不審人物じゃなく私です。
◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。