ある事でフィールドトライアルとキジ当てについて聞かれて説明に苦慮しました。
いいキッカケなので猟とキジ当てとフィールドトライアルの概略だけ書きます。
 | 代表的な鳥猟犬 ブリタニースパニエル |
 セター |  ポインター |
◆狩猟 特にキジなどの鳥猟は犬とハンター(飼い主)が密にコンタクトをとりながら行うチームワークの猟です。 狩猟期間は11/15~翌年の2/15の3ヶ月間です(例外あり)
犬は猟場に着くとハンターが指示した場所や自主的にキジが居そうな場所を探し始めます。
薮に入って見えなくなったり離れた所まで探しに行きますが、常にハンターの行動を気にしていて、呼べば戻って来るし勝手にどこかに行ってしまうことはありません。
キジを発見するとポイントして知らせ、ハンターは銃の準備ができたら犬に号令します。
犬は号令でキジを生産(飛び立たせる)し、ハンターはそのキジを撃ちます。
犬は撃ち落したキジを見つけてハンターのもとに運んできます(レトリーブ)
そう上手くいくとは限らないし優等生な犬ばかりではありませんが(^◇^)ヾ
◆キジ当て 実際の猟と同じように犬とキジを捜索する トレーニングです。

キジが出た時に興奮して暴走すると危険です。そうした場面でも呼び戻せるように訓練 しましょう。 |
◆フィールドトライアル(FT) 猟技を競う競技会です
2組でスタートして15~20分の競技時間でゲーム(多くは養殖鳥)を捜索します。
それぞれに1~2名の審査員が同行して犬とハンドラーの演技を審査します。
(※競技会によって多少ルールが異なることがある)
FTはキジ当ての競技バージョンであり、猟技を披露する発表会のようなものです。
競技と実猟は違うので、猟で優れている犬が競技は苦手、ということはあると思いますが、
競技で優れた成績の犬が実猟ではダメ!というのは考え難いことだと思います。
ふだん他の犬を真剣に見ることはないし、自分の猟スタイルに固守して井の中の蛙になりがちですが、
優秀な犬の演技には学ぶことが多く必ず参考になるはずです。
「猟野競技会」(フィールドトライアル)は日本で一番歴史のあるドッグスポーツです。 コースに隠されたゲームを時間内で探し出す競技ですが、そのプロセスに重点を置いて 完成度を審査する競技です。 セタ・ポを審査基準にしているので尻尾がないブリタニーや独ポインターは不利な点も ありましたが、最近はブリタニーの参加も増え優秀な成績を収めるようになりました! |
※間違っている部分があったらご一報ください。
◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。