自分の犬が鳥猟犬の能力を発揮する姿に感動できるのは実猟と猟野競技会です。
フィールドに綱無しで放した動物に自主性を求める競技、それが成立するのも彼らが鳥猟犬だからです。
鳥猟犬と人との結びつきは主従関係ではなくやっぱり信頼関係なんですね~

コロナ禍で猟友会の千葉県大会は中止にも関わらず、オープン参加の我々のために開催してくださった猟友会の皆さまのご好意に感謝いたします!! 何もかもお世話になりありがとうございました。
【若犬部門 オープン5頭】
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主催者の粋な計らい(?)で兄妹対決が実現(*´▽`*)

おっとり坊やのジルと猟鬼娘のマナは2.3才

ジル(奥)とマナ(手前)

ハンドラーのレディーファーストでジルが2位でマナが3位。互角に競って、ポイントして、フラッシュ!良きライバル良き兄弟ですね~(^○^)
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オッコハウス出身の破壊王フィン(E・セ1.9)とトライアル初参加のガリコ(E・ポ1.8)

名門シンセイシミズ犬舎出身のガリコにフィン選手はがぜんやる気…かも?

ガリコはみごとに初出場初優勝! 血統もですが栗栖トレーニングの成果かなぁ
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同じく初参加のリロ(1.11)はアダチセキヤ犬舎らしく白黒タンのトリコボーイ

走りは悪くないのですが…

遊ぼ攻撃をして指導(^^) 気にしない気にしない。パン粉は2.9才で遊んで終了でした。
https://youtu.be/ucA7N3tWkcQ ←笑えるし参考になりますよ
ちなみにこの時の相手犬ポーはリロの後ろにいる審査員長中根さんの犬で~す(^▽^;)
【成犬の部 オープン12頭】
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ゾーイ(8.7)とテンマル(6.1) ゾーイはスピードのある機敏な走りを披露。バードワークも良いのであとはハンドラーとの意思疎通がレベルアップすれば更に上を狙えますね。

テンマルはスタート直後の萱藪に入ると隅から隅まで刈り込み始めてハンドラーが呼んでもダメ。その結果3位でしたが、実猟であれば頼もしい相棒です。
1位はテンマルの母親のポー。↑のビデオでパン粉と遊んでいたポインターです(*^^)v
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ルアンジュ(9.8)は恐ろしく鼻が良くどの大会でも必ず高成績を収める独ポインターです。
なので入賞しないルアンジュを今回初めて見ました。体調不良かも…?

あれ~!?久しぶりのティミーは丸々こえて…お稲荷さんに☆\(^ ^ ; )

予想に反してゲームをフラッシュさせたのはティミーでした~(*^-^*)
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パン粉(9.8)は9回目、初参加のリゼ(6.0)は閉舎に伴いミチノクトリップから引き取られたブリタニーです。

顔も動作も伊豆のリサと良く似てると思ってましたが、出犬表を見たら父親が同じでした!
さらにあのエールとは父母とも同じ(*゚∀゚*) リゼ、もっとキジあてしよう!

自粛生活と新たに子犬を迎えたせいで全くキジあてもしてないし太ったパン粉。
たぶん今回は入賞はできないと思っていましたが…

この日のパン粉は素晴らしかった! この会場では毎回レスポンスが悪くて大声で呼び続けるはめになりますが、走力、捜索力、レスポンスとも合格。些細な仕草や一言で「ハ~イ」と返事して仕事してくれる感じでした(♡´▽`♡)

ゲームの捜索も満点。今年も2羽出すかな~と思ったら、、思ったら!、、出ませんでしたぁ
けれど気分は爽快でした♪ 私の中では優勝でしたからo(≧▽≦)o
2位を頂けて驚きましたが、審査員の皆さんが私と同じ評価してくれたことが嬉しかった。
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出走順のせいでコナン(5.7)を見られなかったのですが、聞いた話ではゲームこそ出なかったものの見違えるほど良い走りだったそうです。

今までのように不安で足が伸びず頻繁に戻って来ることもなく、相手犬に絡まれても自分のペースを乱すこともなく堂々のレザーブですね!
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トレーナーの栗栖さん
リーシャ(5.3)のように保護犬はトラウマや難しい点が多く栗栖さんの力は大きいです。
フィールドのトレーナーは威圧型の訓練をする人がいますが栗栖さんは犬を叱りません。

集中を妨げるような不運があったにも関わらず、リーシャは落ち込まずに最後までやり遂げました!パン粉なら…と考えるとリーシャは精神的な強さを持っていますね。

ジョン(5.3)は集中を切らさないことが最大テーマですね。
個人的な見解ですがセタ・ポは鳥一筋なのにブリタニーは鳥以外の物にも好奇心が旺盛。

もっと猟欲が出て鳥に夢中になれば変身間違いなしなのですが…

前組で行方不明になっていたセターが乱入という珍事(〃´∀`〃)にもめげずレザーブ獲得
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コビ(奥8.9)はパン粉の後輩たちの中でナンバーワンの実力を持つブリタニーです。

レディ(5.0)はとても小柄のセターですが、優秀な実猟犬だったに違いない保護犬です。
「ハンターとはぐれたまま見捨てられてしまった猟犬は優秀な犬が多い」は定説かも?


スピード、捜索力、ハンドラーとの距離感とレスポンス…甲乙つけがたい2頭

ゲームは上段の深い藪の中に仕込んであり風は完全に逆風。犬が藪の中でポイントしていても見えないという悪条件のため、ほとんどの犬がゲームを出せない中コビがフラッシュ!
コビが1位、レディは3位に輝きました~♪
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去年12月の下総トライアルで初めて出会ったピニン(右6.6)ですが、実はペットショップ出身だそうで、血統書を見たら何とパン粉やコビ、コナンと同じ父犬で母犬もセキヤ犬舎出でした。

相手犬セターは飛入りなので詳細がは分かりませんがティミー家で引き取った保護犬です。
どうしてこれ程の美貌とスタイルのセターが保護犬になるのか?

驚いたのはピニンの変化。下総ではお散歩していたのに今回は良く走ってスピードもある!

顔つきも変わってイケメンになってますね。ピニンに甘えてるのが我が家のペンネです

当日3/7で生後78日、うちに来て1ヶ月(^^♪

顔はセキヤ犬舎ぽくないと思います。

性格は豪胆磊落。今のところ動揺、怯え、不安という様子を見たことがありません。

猪肉、焼きそば、お赤飯、イカetcで満腹。表彰のあとは色々な日用品があたるくじ引き♪
最高の時間を過ごせて頂きありがとうございました。
トライアル初参加が5頭でした。きっと鳥猟犬の魅力を再認識してくれたと思ってます。
※写真を提供してくださった方々に感謝します。
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◆ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。
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