米系ブリタニーとは? 母親がアメリカンで父親がフレンチのミクッスを米系と言う方もいますが、正式には両親がアメリカンブリタニーの場合を米系ブリタニーと言います。
※フランスブルトンについては「
ブリタニースパニエルを飼うなら 」を参照
パン粉を迎えた頃はブリタニーは全部フランスブルトンだと思ってました~(〃´∀`〃)
米系ブリタニーの特徴 ブルトンはアメリカでブリタニースパニエルと呼ばれるようになり、その後セタ・ポ寄りに改良されてスパニエルの特性が無くなり、その結果1982年からは「ブリタニー」と呼ばれるようになりました。
先日国井トーレーとお話する機会があり、アメリカのブリタニーとFT(フィールドトライアル)について伺いました。
国井氏は長年アメリカでFTのドッグトレーナーをされていた重鎮でセキヤ犬舎の関谷氏とも懇意。フランスとアメリカの両方のブリタニーをご存じのトレーナーです。
アメリカのブリタニーはブルトンよりも…
・大きい…体高があり体重も20kg前後
・レンジが広い…捜索範囲が広い(遠くまで行く)
・スピードがある…ポインター寄りに改良されているので走りが早い
・スタミナがある…広大な猟場に合ったタフさがある
・猟欲が高い…アメリカ人に合わせた☆ヾ(^▽^;)
VIDEO 国土も人間もブルタニーも大きい! アメリカでは毎週のようにFTが開催されるそうです
コースが広いため競技時間は30分~でバギーや馬を使うことがポピュラー
※Brittany field trials、BirdDog field trials、 French Brittany field trial、 Walking field Trial などのキーワードで動画検索するとYouTubeでアメリカのFTがヒットします。
VIDEO アメリカンブリタニー:右下の設定から日本語翻訳できます
※設定→字幕→オフ→英語(自動生成)→自動翻訳→日本語
※Dog Brittanyで動画検索するとアメリカのYouTubeがヒットします
VIDEO フランスブルトン(エパニュールブルトン) 右下の設定から日本語翻訳できます
※設定→字幕→オフ→フランス語(自動生成)→自動翻訳→日本語
※Epagneul bretonで動画検索すればフランスのYouTubeがヒットします
日本のWEBサイトは情報はフランスブルトンなのにほとんどの写真がアメリカンブリタニーでコピペが多いです。ですからYouTubeなどで海外の情報を見るのもおすすめです。 米系ブリタニーとフランスブルトンの比較 セキヤ犬舎のフランスブルトンは純正なのでブルトンの特性に沿った個体差です。
しかし米系ブリタニーは品種改良までは至ってないので性格の判断は難しいです。
ただ外見で鼻と目の色が薄いブリタニーは米系です(ミックスは除く)
見た目の好みでブルトンか米系ブリタニーかを決めるのもありだと思います。
米仏の両方を飼っている方の話と私個人の感想と書物やネットを基に対比すると…
性格 ・米系は物怖じせず他の犬との触れ合いも上手く、ブルトンは繊細で用心深く接します。
・ブルトンは飼い主に従順で観察力と感受性が豊かでなため物覚えが良い。
それが短所になると…慎重で臆病、飼い主への依存度が強く分離不安になる可能性も。
・米系は好奇心が強く積極的で他の犬にもフレンドリーな遊び好き!飼いやすいです。
それが短所になると…飼い主との意思疎通より他が気になる(^.^;しつけに苦労するかも?
運動 ・ブルトンはジャンプ力があり敏捷に動きアップダウンが得意で持続力があります。
・米系は相対的に運動能力が高く特に平地での走力はセタ・ポに引けを取りません。
実猟 ・米系は日本の猟場にはレンジが広すぎて戻りが悪く使い難いと言う方がいますが、獲物に対する集中力がズバ抜けておりアクティブな猟を楽しませてくれる優秀な猟犬です。
・ブルトンはレスポンスが良く日本の猟場にマッチしたレンジと捜索をします。ハンターの意向に沿ったハンティングと頭脳プレーで楽しませてくれる有能な猟犬です。
フィールドトライアル ・米系は走力に優れているのでグランドワークで見せ場を作るでしょう。猟欲が強く早熟なので多くのゲームを当てる可能性も!
・ブルトンはコータリングやレスポンスの良さで評価されるでしょう。猟的センスと嗅覚で的確にゲームを見つけ出すでしょう!
この対比は私個人の感想ですから参考程度に考え鵜呑みにしないでください!
実際は個体によって大きく異なるし、こんなに単純ではありません。
★明らかに間違っている個所があればご指摘ください。修正します。
関連記事
◆ ブリタニーは野山で雉を探す猟犬です。
trackbackURL:https://iwananome.blog.fc2.com/tb.php/959-4f9620d0